TODAY'S SPECIAL

カートの中身を見る
PAGE TOP

TODAY’S SPECIALのはじまり

TODAY'S SPECIAL がオープンしたのは2012年3月、東日本大震災からちょうど1年が過ぎた春。まだお店の名前も決まっていなくて、どんなお店にしようかと話していた頃に震災がおこり、復興活動をする中で気づいた「自分たちにできることから」という言葉から、それぞれの地域や文化を見つめなおし、日々の生活の中でできるDIYについて考え「今日を特別にする発見に出会える、ふだんに寄り添えるお店」として生まれました。

「TODAY’S SPECIAL」という名前は、レストランでよく目にする「今日のおすすめ」のように、その日に採れた活きのよい食材を、今日来られるお客さまの顔を思い浮かべながらつくられる一皿。そんな「今日の特別」に出会ってもらえるお店になれたらと名付けました。オープンから今まで「伝え手」として、ものをつくる人、使う人、伝える人の、楽しい循環のかたちをつくりながら、みんながわくわくしながら宝探しをするような気分で、生活道具や食材、植物などを手に入れて、活気づいて帰っていけるマーケットのような場所を目指しています。

「今日をどう楽しむ?」

先日発売した著書のはじまりに「今日をどう楽しむ?」と題した文章が載っています。わたしたち TODAY’S SPECIALが大切にする想いが、また、これからもずっと大切にしていきたいことがすべて詰まったメッセージです。

今日をどう楽しむ?

地球の一生を一年ととらえると、人間の一生は0.8秒だといいます。
だから人は、一生懸命、よりよく活きたいと本能的に思うのでしょうか。
毎日がいつの間にか一週間、一カ月、一年、そして一生となる。
一期一日。今日も特別。どんな日にしましょうか。

TODAY’S SPECIAL は、人にたとえると活きがいい人。
一見、自由奔放に見えるけれど、実直に生きることを楽しみ、喜怒哀楽が豊かな人。
常に知る喜びを求めているため、よく旅もする。
いいものは大事に、少し足りないものは工夫をして、時にはDIYも。

そして、自然の流れに添うおおらかさを忘れずに。
社会の環を意識し、地球を感じ、自分もあの人も大事にする。
それが TODAY’S SPECIAL という人。

わたしたちは、
あなたの暮らしのよき友になれたら、と思っております。

この文章は、TODAY’S SPECIALのお店を一緒につくってくださったメンバーの一人で、料理人の野村友里さんが書いてくれたもの。TODAY’S SPECIAL を「人」になぞらえて、その相手に手紙を書くように綴ってくれた言葉なんです。

eatrip 主宰、料理人 | 野村 友里さん
restaurant eatrip」「eatrip soil」を営みながら、食のもつ力や豊かさを多彩な活動を通じて伝えている。

毎日の暮らしの中で、しあわせに思うことは「ささいなこと」かもしれません。例えば、週末のちょっと贅沢な朝食や、今年はじめての素麵に「やっぱり夏はこれ」と思うこと。炊き立てごはんの湯気とかみしめたくなるおいしさの安心感。花屋にはひとあし先に春が来ること。身のまわりの小さなことにワクワクしたり、毎日の中で出会うちょっとした発見に心が躍ること。自分にとって大事なことは、誰かにとっては「とるにたらないこと」かもしれませんが、自分だけの「なんか好き」や「なんかいい」を積み重ねることで、自分だけの「今日の特別」を見つけられるのではないかと思うのです。

みなさんは今日をどう楽しみますか?