TODAY'S SPECIAL

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TODAY‘S SPECIAL の本ができました

この春に、TODAY’S SPECIALはじめての著書を出版いたしました。

『TODAY‘S SPECIAL今日をどう楽しむ?「食と暮らしのDIY」春夏秋冬のおうち時間』

本書では、週末のちょっと贅沢な朝食のレシピ、梅雨入り前の梅仕事のこと、自分らしい台所づくりなど、季節を感じ、自分の手を動かし、工夫を楽しむ。一年の季節を通し、日々をよりよく「活きる」食と暮らしのアイデアや、自分らしく日々を過ごす人たちの「暮らし」を紹介しています。

パラパラとめくっていただくと、春からはじまり、春夏秋冬その時季ごとのおうち時間の過ごし方や楽しみ方を、ちょっとしたレシピやアイデアをイメージを膨らませるような写真とともに紹介しています。1年中、いつ開いても「今日」活かせる発見がある、そんな内容になっています。

MEET & TALK

また、季節ごとに素敵な暮らしをされている7人の方にお話しを聞いた「MEET & TALK」のページでは、それぞれの活動や仕事を通して語られる深い想いや言葉、体験談から暮らし方や生き方の姿勢を知り、自分のこれからを思い描くことができるインタビューとなっています。その中から、TODAY’S SPECIAL のディスプレイや挿花、花にまつわるワークショップを担当してくださっている、フラワーコーディネーターの山本文さんのお話しから、特に今のわたしたちの暮らしに取り入れたくなるような気づきをたくさんいただきましたので、その一文を少し紹介させてください。

“花は、必ず「誰かのためのもの」。自分で買うなら自分のため、誰かに贈るなら、相手のため。お祝いやお見舞いは思いやる気持ちを花に託すから、花を贈られると誰もがうれしい。”

(中略)

“たとえばハワイのレイが「ようこそ」「ありがとう」「愛しています」といったメッセージを込めて紡がれるように、花はそもそも気持ちを伝えるツール。だから自分のために花を飾るなら、朝食のテーブルなんていいですね。朝ごはんを食べながら花を眺めて、「昨日より花が少し開いたな」「こんなに鮮やかな色が自然に出るなんて」と心が動かされることで、人は元気をもらったり、勇気づけられたりする。そんなふうに始まった一日は、やさしい気持ちになれたぶん、きっと他人にもやさしくなれるんじゃないでしょうか。”

(TODAY’S SPECIAL 今日をどう楽しむ?_P144)花を飾る日常は自分と誰かを幸せにする―より抜粋

日常の中でのちょっとした発見。「花から元気をもらったり、勇気づけられたりする」そこに気がつける心のゆとりを持っていたいなと、あらためて考えさせられたお話しでした。そして自分のために、誰かのために花を選んで贈りたくなりました。全文は書籍の中で読んでいただけますのでぜひ。そして、ここで紹介しきれないインタビューや季節ごとの提案の中から「今日を特別にする発見」や、それに繋がるなにかが見つかれば嬉しいです。