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MEET AT KOBE – Awabi ware

TODAY’S SPECIALの兵庫の旅では、本州から一気に駆け抜けて淡路島も訪れました。向かった先は、「受け継ぐ器」をコンセプトに日用食器を制作する、Awabi wareのアトリエ。作り手の岡本純一さんに会いに行きました。

遠い昔は診療所だったという、懐かしく趣のある建物。ここがAwabi wareのアトリエです。建物のなかは、小学校のようにも思えます(ここを訪れるお客さまも、小学校と間違われる方が多いそう)。

岡本さんは民藝運動の父と呼ばれる柳 宗悦の「民藝論」に出会い、影響を受けたといいます。岡本さんにとっては「古いものが先生」で、江戸後期から明治期に栄えた珉平焼(みんぺいやき)の制作スタイルを独学し、器をつくっています。

ギャラリーをのぞくと、やさしい、けれど静かに主張する色合いのうつわが並んでいました。多彩な色合いについてどう決めているのかお聞きすると、

「展覧会をやる空間から受け取った色や、お客さんの欲しい色。お話ししてると、こんな色にしようか、とイメージがわいて。だから、これからもどんどん色が増えていくのかもしれないですね。でも色がありすぎると、お客さんに不親切な気がして。4色以上あると、迷っちゃうでしょ。最近はそのへんも考えるようになりましたね。使うひとのことだけを考えてつくりたいですから」

廊下を抜けた先にある工房の様子。

TODAY’S SPECIALでは、Jiyugaoka/Kyoto/Kobeの3店でAwabi wareの商品を取り扱っています。ぜひ店頭で器を手にして、日々の生活で使うイメージを膨らませていただけたら。


Awabi Ware
http://awabiware.net/

訪れた時期:2016年12月