宮川製麺所
- 香川県善通寺市中村町1丁目1-20
「香川のうどんは、別腹!」と、「宮川製麺所」の宮川のおばちゃんは言います。「ご飯食べとっても、うどんくらいやったら食べれるんよ。お呼ばれに行くときでも、ちょっと一杯食べとく。味の濃いもん、脂っこいもん食べたら、帰りしなに、ちょっと口直しで一杯」。
「うどんは、のど越しよ!」とも言います。「早いひとやったら、信号ひとつ。青から、次の青になるまでの間に食べよる。別に飲み込むんでなくて、あんまり噛む回数が少ない、香川のひとは。さーさーっと、さんべんくらいで終わる」。
朝起きて、服を着替えて、「宮川製麺所」まで走ってうどんを食べにきて、そのまま仕事に行くひともいるというのですから。香川のひとにとって、それくらい、うどんは生活のなかに分かち難く寄り添っているのです。