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宮川製麺所
だしの威力

「宮川製麺所」の店内は、客席と製麺場の垣根なく、ひと続き。奥の製麺場では、大きな釜がぐつぐつ、従業員が麺の生地をふみふみ。

いままさに麺のつくられている様子を至近距離で眺めていると、地元のお客さんたちが、店に入るや否や、すいすいと製麺場の方に吸い込まれていくではありませんか。

「甘みは、うまみ!」

それは、創業から続くセルフスタイル。自分の碗に麺を好きなだけ取って、自ら麺を湯がきます。とっぷり飴色のだしが満杯の大釜を、おたまで底の方からすくうと、「やまくに」の『銀付いりこ』がまだ形を残したまま現れる。碗に注げば、飴色だと思っていただしは、実は黄金色に輝いています。

碗にだしを注ぐや否や、「いま飲んでみて!」と有無を言わさない勢いなのは、宮川のおばちゃん。言われるがままに、ひとくち。すっきりと澄んでいるのに、いりこの存在感がたしかにあって、ほのかに甘みも感じられる。だしに入っているのは、塩、しょうゆ、いりこだし、とシンプルこの上ありません。

甘みはどこから?と聞けば、「甘みは、うまみ!」と、これまた明快。だしのちからなのですね。

宮川製麺所

  • 香川県善通寺市中村町1丁目1-20
 

夏の麺
つくって、食べて、旅をする