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ふゆごもり

一年でいちばん寒さが厳しくなる大寒のころ、部屋で温まりながら楽しめることをみつけませんか。糸をつかって織ったり、編んだり、刺繍したり、普段の暮らしに少しだけ手仕事を取り入れてみましょう。身近なものを自分でつくる喜びは、家での時間をあたたかく豊かにしてくれると思うのです。今年は気軽にはじめられる「ウィービング」をご紹介します。

ワークショップと雑貨のお店「WOOLY」の井上直美さんに、「ルーム・ウィービング」と呼ばれる木枠を使った織物で「タペストリー」のつくり方を教えていただきました。

織物のことを「ウィービング」と言います。緯糸(よこいと)と経糸(たていと)を交差させることによってつくられた生地のこと。材料は綿、毛、絹などつくりたいものによって使い分けます。まずはじめに経糸にフリンジになる毛糸の束を5束つけ、次は同じようにスラブヤーンと言われる太い糸を束にしてつけていきます。違う種類の糸を使うことで仕上がりにリズム感がでるので好きな糸を組み合わせてみましょう。

今度はフリンジの上に緯糸を通していきます。ここではモヘアの細い糸をつかいました。経糸と緯糸を交互に浮き沈みさせて織る「平織り」をしていきます。
針で経糸をすくいながら緯糸を通していき、ふんわり通っている糸をフォークを使って上からギュッギュッと詰めていきます。それを繰り返していくと一本の糸が面になり「生地」になっていきます。

つくりながら「織物」の構造がわかり、身近にある生地がどのようにつくられているのかが理解できるのもたのしいところです。

次にモヘアでつくった平織りの上部分に、羊毛でアクセントをつけていきます。糸になる前の羊毛を経糸の間から指で引き上げていくとコロンとした形状ができあがります。またその上に毛糸で平織りをしてき、更にフリンジを真ん中あたりにつけていきます。

フリンジの上に、また毛糸を通して平織りを繰り返し、最後に羊毛を。今度はまた違う色の羊毛を使い7個の山をつくっていきます。

今回つかう羊毛は井上さんがドラムカーダーという道具で、染色していない羊毛やラクダの毛をブレンドしてつくってくださったオリジナルのカラー。独特のムラや風合いは、羊毛を紡いで、編んだり織ったりを得意とされる井上さんだからこそだせるニュアンス。ちょっとワイルドなイメージの色合いは今回のタペストリーのアクセントになっています。

さあ、あとすこし。羊毛の上に毛糸を通し平織りをしてギュっと整えたら完成です。ウィービングは途中で飛ばしたり間違ったりしてもごまかしがきくので初心者にもおすすめ。はじめての方でも3時間くらいでつくれます。糸の素材や色を変えてつくれば、アレンジの幅も無限に広がります。

店頭では、木枠と毛糸や羊毛、つくり方のレシピをセットにした「タペストリーづくりのキット」を販売いたします。井上さんを講師にお迎えしてワークショップも開催しますので「一度教わりたい!」という方はぜひご参加ください。

その他、パンチニードルやアームニッティングをはじめられるキットなども並びます。

WOOLY / 井上直美さん
紡ぎ車、織り機の輸入販売店スタッフを経て、ワークショップと雑貨の店「WOOLY」をOPEN。
手紡ぎ・手織り・パンチニードルなど、様々な手芸の作品作りやワークショップを開催。
初心者でも「できた!」を感じられる内容のワークショップを提案している。
WOOLY

ふゆごもり

2021年1月8日(金)~2月11日(木)
Jiyugaoka / Shibuya / Shinjuku / ONLINE STORE

2021年1月9日(土)~2月12日(金)
Hibiya / Kyoto / Kobe

  • *会期最終日は17時までの開催となります。
  • *商品は、店舗によりお取り扱いのない場合がございます。詳しくはお問い合わせください。