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HAO!ピーナッツペースト
島の担い手

五島列島の北のはしっこにある小値賀島。そこには観光名所と言われるものはなにもなく、あるのは自然と共存しながら、自給自足や物々交換が今も息づく、あたたかい島の人の暮らしと日本の原風景。島全体がひとつの家族のようなちいさな島。

島を受けつぐ担い手

ピーク時には12,000人居た人口が、今では2,500人ほどに。毎年100人のペースで人口が減っているそう。残された島民のほとんどが高齢者。働き盛りの若い人は島外へ出てしまい、漁業や農業など島の産業を支えるのが難しくなっている。

日本全体が高齢化や人口減少などの問題を抱えるなか、島は日本の縮図と言われている。だからこそ「ちいさな島から発信していくことが、日本の未来に繋がる」と、日々挑戦を続けているのが「小値賀町担い手公社」。島の産業を継いでいく“担い手”を島内外から受け入れ、耕作放棄地などを活用しながら若い世代の雇用と育成をしている。畑や加工場を案内してくれた松山さんも、島外から移住してきた担い手の一人だ。

おいしさを届ける工夫

担い手たちが中心となって農産物の栽培だけでなく、加工をして島外へおいしさを届けるための工夫もされている。そこでわたしたちが出会ったのが、落花生100%無添加の「HAO!ピーナッツペースト」。はじめて口にした時「濃いっ!!」とその濃厚さに驚いた。商品名にもなっている「HAO(ハオ)」とは方言で「あら、うわぁ」という感嘆の言葉で、驚くほどおいしいという意味だそう。

松山さんおすすめの食べかたは「ピーナッツペーストとスィートチリソースを混ぜたものに、鶏肉を漬け込んで焼く」。これが「ハオッ!」っと驚くほどおいしい。ごはんにもパンに挟んでも、サラダにも!ぜひ。

おいしさのわけ

ピーナッツペーストのそのおいしさの理由は土にある。小値賀全体が火山灰土の粘土質の赤土。島へ入る時に船から見えるのは島全体を覆う「赤い壁」まずそれにもびっくりする。ミネラル豊富な赤土で育つ落花生は、砂地栽培のものに比べて甘みとうまみが濃いそう。だから小値賀の落花生は濃厚で、今まで食べたピーナッツペーストとはひと味違うおいしさに仕上がるのだ。

小値賀の想い

ピーナッツペーストの瓶を包むラベルにも島の人の想いが込められている。驚いたのは、そのラベルが活版で印刷されたものだったから。「商品のラベルが活版?!」今では希少な活版印刷。島にある印刷所「OJIKAPPAN」の横山桃子さんが手がけるラベルは、その一枚一枚に手づくりのあたたかさがあり、活版印刷特有の風合いに惹きつけられる。

落花生の収穫量には限りがある。それでも小値賀で育てられた落花生のおいしさを “おすそわけ” するように「HAO!ピーナッツペースト」は、担い手たちの手でひとつひとつ丁寧につくられている。

小値賀 小さな島のおすそわけ

  • 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷2385
  • Webサイト

“うまい うどん”と五島の島々を巡る旅

8月2日(金)~8月22日(木)
Jiyugaoka/Shibuya/Shinjuku/ONLINE STORE

8月3日(土)~8月23日(金)
Hibiya/Kyoto/Kobe

  • *会期最終日は17時までの開催となります。

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